概要
俺たちは知らぬままに“誰かの最期”を見送っていた。
夏休み、祖母の実家を訪れた「俺」は、大学の仲間たちと渓流のほとりで花火を楽しむ。
手持ち花火から始まり、やがて大きな打ち上げ花火へ。
夜空が金色に染まるたび、向こう岸に小さな光が揺れているのに気づく。
最初は、向こうでも花火をしているのだと思っていた。
だが、こちらの花火が派手になるほど、向こうの光はどこか不自然に、寂しげに揺れていた――
手持ち花火から始まり、やがて大きな打ち上げ花火へ。
夜空が金色に染まるたび、向こう岸に小さな光が揺れているのに気づく。
最初は、向こうでも花火をしているのだと思っていた。
だが、こちらの花火が派手になるほど、向こうの光はどこか不自然に、寂しげに揺れていた――
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!我々が彼岸(河の向こう岸)に持つ共通のイメージがうまく利用されている
小野塚さんのレビューを通じて読んでみたところ、良質な短編であった。
レビューであらすじを書いてもしかたがないし、さりとて、この千字の短編の内容に深入りするわけにもいかない。ネタバレになってしまう。レビューの書きづらい作品である。
言えることは、タイトルに書いた通り、我々が彼岸(河の向こう岸)に持つ共通のイメージがうまく利用されているように思う。
技巧面でいえば、すばらしい落とし方である。思いついたとき、アドレナリンがたくさん出たのではないか? ショートショートとしてもすばらしい。ぜひ、ご覧あれ。
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