拝読させていただきました。冒頭のコスモスと白い花に埋もれた死体を「綺麗だな」って眺めるところからもう鳥肌もので、久世くんの壊れ方が声を荒げないぶん逆にゾッとしました。短くぶつ切りの文体が淡々としてて、それが彼の感情の欠落と妙にハマってて上手いなぁと感じました。ラストの「そう思っていた。」の一行、平穏な家族の絵をわざわざ描かせた後に突き落としてくるの、ずるいくらい効いてて完全にやられました。
記憶のない時の爽やかさから記憶が戻った時の静けさが怖い。ヒロインには、逃げてほしいと思いました…今後の展開が気になります!
死に際の色彩を「美しい」と愛でる一方的な価値観。愛ゆえに相手を壊し、永遠に閉じ込めようとする「愛」の履き違えが奏でる恐怖。独りよがりの美学で他人の命を奪い、死刑となっても後悔しない男。生まれ変わってもその業を背負い続ける彼が、最期は一体どんな結末を迎えるのか?
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