戦乱の届かぬ内裏に籠り、背を丸くして自らの歌を磨く雅の人、であるとか。
歌に漂泊にと気ままに狂い散った、元武士の姿ですとか。
鎧を脱ぎたる武者の、書き記した歌が小さなモニターに流れる様を不思議そうに見ている姿など。
一首ずつの歌から景色が蘇り、眼裏に映るのです。
あっ、あれは殿中人の錦のきらめき――?
これは斬新――わたくしたちの血に潜んだリズムは、今も脈々と生きている。
そうであるなら、スマホなどという便利なツールもて
歌など詠むは、歴史の波の一押し。
もはや、血の必然であるのかもしれません。
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