この物語は1人の長命種のエルフの物語。 転生し、数々の別れを経験し、そして自分自身を見つめ直す物語。 丁寧に描かれた出会いと別れは淡々とした彼女の心をほんの少しずつ変えていく。 一万字で綴られた、一万年の人生。 きっと今を生きるあなたに寄り添い、心に残る物語です。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(85文字)
夕闇の中、身動きすらとれずに迫り来る対の光を見つめる。永遠に続くその一瞬に脳裏を去来するイメージを物語ってみた。そんな感じの佳品です。ブラックホールに吸い込まれる直前の、事象の地平線で見せられる記憶。みたいな。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(187文字)
永遠に近い生命が内包するその残酷さ、寄り添える者が存在しないことの辛さを、泣き崩れたりせず淡々と語るところに痺れる。ある種の哲学めいた領域に踏み込みながらも浮世離れしない、どこまでも人間であることを受け止め続けるのがとても素敵。
読めば読むほど、深みを増す作品です。是非、全話、読んで欲しい作品です。
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