「自分こそが正しく人を裁ける」という独善的なエリート意識が、彼をストーカー行為、そして「裁判員のなりすまし」という禁忌へと駆り立てる。理性的であればあるほど、その狂気は静かで、逃げ場がない。一人の学生が「法」を信奉しすぎたがゆえに、「法」を犯していく皮肉を描いた、背筋の凍るサスペンス短編。
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