若者に存在する『死にたい』と思う気持ち。この題材を上手く使い料理していると感じた。すごく面白い作品なので一読の価値しかありません。
大阪生まれ大阪育ち 21歳の若輩者です。 エッセイ、短編小説、よく書きます。
第14話(第1章)まで読みました。両親を短い間に一度に失った少年、リク。そんな彼の前に現れた怪しい青年、エイト。エイトはセラピストだと名乗り、リクはエイトのカウンセリングを受けることになるのですが、…続きを読む
主人公がなぜ「死にたいのか」と思う、そこに至った過程が、とても丁寧に描写されていて、引き込まれてしまいます。そのあまりの吸引力に読む方も引っ張られてしまうので読むときは、「過剰摂取」にご注意を……。
自殺という難しい問題を扱った挑戦的な作品ですが、詠人というキャラクターとの化学反応によって、全体的に風通しの良い作風に仕上がっています。「生死それ自体よりも、それを自分の意思で決めることが大事なんだ…続きを読む
プロローグ部分が不穏で、そこで心を掴まれつつも締め付けられるような想いになりますが、全編通して優しさの溢れる美しい物語です。概要にも書いているように、心理学的カウンセリングの代わりに、ファンタジー…続きを読む
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