過去の罪と向き合い、それでも前に踏み出す光の物語

まずひとつ。
この物語と主人公、めっちゃ好きです。
出会わせてくれて本当にありがとう。


戦士オリビアには、躊躇して逃してしまった魔物が原因で近隣の村が壊滅したという、過去の罪があります。

はい、まず要素が好きです。
傷と罪、後悔が根っこにある主人公は大好きです。とても応援したくなります。

自分を責めているんですよ。
でも心のどこかで誰かに許されたいと思っている。


でも彼女もわかっているでしょう。

誰かに許されただけでは救われない。

他でもない彼女自身が、彼女を許せるその日まで。


だから贖罪として「誰も死なせないため」に旅立つ。


ッスゥー……「好きぃぃぃぃ!!」(クソデカボイス)


仲間のキャラもあったけぇんですよこれが。

このレビューを書いてる当時、まともに登場しているのは踊り子のナナだけですが、彼女の存在は確かにオリビアの救いになっている!

この子の登場で空気が一気に明るくなるんです。

しかもタイミングもちょうど、話重いなぁと若干の胃痛を感じてきた辺りでの登場。

天才か。

戦闘描写もとてもいいです、臨場感があって、スピーディーで、それでもしっかりハラハラできて。

苦戦もする。でもしっかり勝つし、強い。

この強さがあっても、彼女は自分を責めている。

そう思うと、世界そのものが残酷なのでは?

と、魔王に対して中指突き立ててやりたくなりますね。



っと……あまり感情任せに語ると気持ち悪いですね、すみません。

物語は始まったばかりですが、既にこの旅の行く末を見守りたい想いで胸がいっぱいです。



心の傷を抱えた主人公。

非情な現実が殴ってくるダークファンタジー。

そしてあったけぇ仲間たちとの冒険。

それらが好きな方はどうぞ、ご一読ください。

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