思い入れのあるゲームのキャラクターに憑依した主人公が、近付く破滅の日を回避するためにあらゆる手を模索する異世界ファンタジー作品です。
主人公はとある貧乏貴族の跡取り息子。
ゲーム内での役割は、最序盤に破滅が約束された可哀想なキャラクターです。
彼の父が治める土地は貧しく、常備兵はおろか領主館の修繕すら満足に行えない状況。
目前に迫った破滅の大戦イベントでも、たったの2人で戦場に立つことになります。
このまま手をこまねいていても、待っているのは惨めな未来。
主人公はゲーム時代の知識を活かし、少しずつ仲間を増やしていきます。
果たして主人公は、未来を覆せるのか。
ぜひ読んでみてください。
最新話である6話まで拝読させていただきました。
物語としては転生したら原作知識があるゲームの世界で、悲劇的な最期を迎える立場でも始まっています
なので、知識を生かして優秀な人材を集めつつ、自身も努力して運命をひっくり返してやろうというわけですね
こういった内容は既に世の中にありますので、独自性という面では現状大きなアドバンテージはありません。とても安心して主人公が成りあがっていくぞというシナリオを楽しめます
ただ、作者様は自身が敵方であるという面を意識して、原作にない悪側のイベントがある。つまり、この世界は生きているということをちゃんと描写しております
これは、たとえ知識があってもそれはヒーロー側の都合で進んだ歴史しか知らないということ
きっと思い通りにいかないことが起こっていきます
そして、物語に上手くいくだけではないという起伏が生まれていくのでしょう
期待を込めて、おススメ致します
作品内容はタイトルの通り、愛するSRPGの世界に転生してしまった主人公が、己の破滅を回避するために原作知識でめっちゃ頑張る話。
「クロム・フォン・バルダート」は、SRPG「ブレイブ・エンパイア」に登場する悪役貴族の息子にして―――勇者にボコされ破滅する噛ませ犬。
性格も相当クズだったらしく、傍付きメイドは怯えてます。
どのくらい怯えてるかってそりゃもう、とにかく顔色を窺って来るし、失敗を咎められそうになったら自ら自傷する始末。
ナイフまで取り出すんですよ、普通そんなにならないっしょ、こわ……。
そりゃ破滅して当然ですね。むしろどうか破滅してください。
でも―――そうはならないんだなぁこれが!!
この世界のクロムはもう別人! 何故なら主人公が転生したから!!
そしてそのの正体はそう、ブレイブ・エンパイアをやり込んだガチ勢!
まさかの破滅確定悪役貴族に転生してしまった主人公は、原作知識で先手を打っていきます。
キャラクターの潜在能力を見抜き、未来予知にも等しい運用を行う。
まさに、全力でやり込んだSRPGを、まっさらなデータでやり直す二周目のごとく。
物語はまだ序盤ですが、この先主人公がどんなガチ勢知識を用いて攻略し、破滅エンドを回避していくのかが楽しみでなりません。
SRPGではありませんが、自分も多くのゲームをやり込んだからわかります。
この主人公―――僕や。
そう思わせるほどのガチゲーマーの解像度の高さ。
作者のSRPG愛がとても伝わる一作です。