概要
夢を叶えるために大空があるのだと、大きな巨人たちは教えてくれました。
色を手放した世界の片隅で、僕は巨人の女に拾われた。
蝶々の舞うレモンツリー。そこが僕の新しい家になった。
・月間ランキング1位 (2025.10.15付) ありがとうございます。
・週間ランキング1位 (2025.9.21付) ありがとうございます。
・日間ランキング2位 (2025.9.17付) ありがとうございます。
【1分で読める創作小説2025】応募作品。
https://kakuyomu.jp/info/entry/read_1minute_novel
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おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!孤独な君を決してひとりにしない レモンと祈りと空
このお話は、世界の片隅で拾われた主人公が、巨人たちとレモンの木の家に暮らすうちに、誰かを想う存在へと変わっていく物語です。巨人の女と老婆は言葉が通じませんが、毎日食べ物を運び、蝶が舞う光景に顔をほころばせます。孤独と無力感に沈む主人公は、自力で寝袋を調達し、眠りに落ちる中で「あの子のことを頼んだよ」という温かな声を聞きます。目覚めると身体は大きく成長し、桃色の花と小さな十字架、その前で祈る涙色の君の姿を見いだします。おばあちゃんの言葉に支えられ、木から飛ぶよう促される主人公。かつて出会った〇〇としての自分が、今や空と結ばれた姿となって君のもとへ舞い降りた、そう悟ります。主人公とは何者だったの…続きを読む
- ★★★ Excellent!!!空の見方がかわる物語
言葉が通じないやるせなさ。
僕は二人に会いに行くことも思いを伝えることも、出来ない……
最後まで静かで、やさしくて、そしてとても残酷な物語でした。
巨人の女と老婆、言葉の通じない存在たちに守られながら生きる“僕”の視点が、最初から最後まで一切ぶれない。そのため、世界の仕組みや真実が説明されなくても、読者は迷わず感情だけを辿ることができます。
特に印象的だったのは、「助けられているのに、想いを伝えられない」という無力感です。
恐怖から始まった存在が、いつの間にか居場所になり、家になり、それでもなお越えられない距離として残り続ける。その切なさが、説明ではなく“匂い”や“温度”として描かれて…続きを読む