概要
辻とツマは辻褄合わせに長けている。
【カクヨム甲子園2025 ショート部門 大賞】
物理的な「辻褄」を利用して物事の調和を取り、本質を見えにくくする「整合士」。
整合士の営業所で研修社員として働く永褄は、所長の辻と依頼者である川畑の職場に向かう。
端々にひそむ辻褄合わせの痕跡を永褄は見逃さない。SFファンタジー・ミステリー。
この作品が、誰かの目に留まり、少しでも心を満たしてくれれば、幸いです。
物理的な「辻褄」を利用して物事の調和を取り、本質を見えにくくする「整合士」。
整合士の営業所で研修社員として働く永褄は、所長の辻と依頼者である川畑の職場に向かう。
端々にひそむ辻褄合わせの痕跡を永褄は見逃さない。SFファンタジー・ミステリー。
この作品が、誰かの目に留まり、少しでも心を満たしてくれれば、幸いです。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!短くて読みやすいのに、読み終えたあと何度もタイトルを見返したくなる!
「辻褄を合わせる」という言葉を、ここまで文字通り・物理的に解釈した発想力にまず唸らされます。
整合士という奇抜な職業設定と、淡々とした会話劇が生み出す独特の空気感は、静かなのに目が離せません。
物語の前半は軽妙で少し可笑しく、それでいて後半に進むにつれて、人の嘘・後悔・家族への願いといった重たいテーマが、じわじわと胸に迫ってきます。
辻と永褄のバディ関係も魅力的で、軽口の裏に隠れた所長の過去が示唆されるラストは、短編とは思えない余韻を残します。
読み終えたあと、「本当に辻褄を合わせるべきだったのは何だったのか」を、きっと考えずにはいられません。
高校生作品とは思えない完成度とテーマ性…続きを読む