概要
『いわくつき』骨董、御座い升。
明治の終わりごろ。浅草の裏通りには俗世と離れた、『いわくつき』の品ばかり取り扱う骨董屋があった。
その店主・鷂は言う。
「……物は、いい。素晴らしい。物はひとつの目的のためにのみ存在し余分な働きをしない。
ひるがえって人間という奴ばらはどうか。言うこと成すこと朝令暮改で余分なことしかしない。なにをしようとしているのか、なにを考えているのかがまるでわからない」
──つまり、古物が好きで人間が苦手な変人だった。
お話はこの店に、『触ると死ぬ箱』なるいわくつきが持ち込まれたことではじまる。
その店主・鷂は言う。
「……物は、いい。素晴らしい。物はひとつの目的のためにのみ存在し余分な働きをしない。
ひるがえって人間という奴ばらはどうか。言うこと成すこと朝令暮改で余分なことしかしない。なにをしようとしているのか、なにを考えているのかがまるでわからない」
──つまり、古物が好きで人間が苦手な変人だった。
お話はこの店に、『触ると死ぬ箱』なるいわくつきが持ち込まれたことではじまる。
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