最後の一言だけで物語世界が、転回する。

どこかウェルメイドな雰囲気のある物語。

品の良さげな出で立ちの少年。
綺麗な洋館。
上品な母親。
抱かれた小型犬。

書かれたすべてに、気をつけてください。
道具立てのすべては、読む者の錯誤を誘うためです。

どうして、そんなネタバレみたいな、レビューを書いているかって?

決まっています。
不可避だからです。

気をつけて読んでいても、みんな怖さの中に落とされるのです。この物語は。

〝私のタックルをみんな研究して対策するから、全員タックルで倒した〟

そう言った選手のように。
わかっていても避け得ない。そんな事があるのです。世の中には。

それが本作です。
さあ、皆さんも心して読んでみたら良いのです。
きっと、避けられないから。

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