概要
この有名な合戦で、源氏は平家を滅亡へと追いやった。
そんな武将たちの記憶を持ちながら、今を生きる中学生たちは、現代でも源平相見えます。そんな彼らが今世で繰り広げる、バトルと友情と青春の物語、短編。
※ 所々歴史上人物や史実等時代背景描写も出てきますが、事実と関係ない場合もあります。また《前世》に関しては平家物語や義経記などの軍事物語を元に構成しておりますので、史実とは異なる部分も含まれることがあります。
また本作は歴史小説よりもファンタジー寄りの小説となっておりますので、歴史的な予備知識がなくてもお気軽にお読みいただけたらと思います(^^)
時代背景としては平安時代・源平合戦を中心に物語が展開していきますが、『源平合戦』については、ノートに超訳という形で
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『魔物』が跳梁跋扈する現代の日本――前世に武士の記憶を持つ者は法皇様(天皇家)に仕え、本物の太刀を手に『魔物』退治する役目を担っていた。
中学生男子・朝霞国成は、壇ノ浦に出現したという魔物の群れを退治するために名乗り出る。
朝霞の前世は平教経、壇ノ浦の戦いで最後まで武将であり、その場所のことなら誰よりもよく分かるために適任である。
しかし、同時に名乗り出る者がいた。
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前世の仇である眞城と組んで出向くことになってしまった朝霞。
前世は前世、そのように割り切ることもできないまま『魔物』退治を始めるが……続きを読む - ★★★ Excellent!!!平凡に生まれた少年達が、かつて国を二分した戦の因縁を背負ったならば
この国には、そう私達の国には、超常の計らいにより、かつての英雄の記憶を背負って、しかも親の地位に関係なく平凡な家で現代に生まれてくる人間がいる。国はその者達を探しだし、正しき道に導かねばならぬ。故に私達の国には生まれた子の前世を探る制度が存在し……
この荘厳で厳しい設定を背負うシリーズに連なる本作は、一人の少年が二つの人生に引き裂かれる苦しみを突きつけます。
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『前世が平教経(たいらののりつね)だった主人公・朝霞国成(あさかくになり)と、前世で宿敵だった源義経の生まれ変わりである眞城九郎(ましろくろう)がクラスメイト』
――まるで歴史の教科書から飛び出してきたような設定が秀逸な本作。
ぶつかり合いながらも成長していく二人の心情が、とても丁寧に描かれています。
冒頭の軽妙なやり取りから一転、平家ゆかりの地である壇ノ浦での魔物討伐というシリアスな任務が描かれ、その中で明らかになる「魔物」の正体は、読者に大きな衝撃と深い感動を与えます。
前世の因縁と今世での友情の狭間で揺れ動く朝霞くんの葛藤。そして、それを冷静に見守り、時に挑発的に、時に優しく導く…続きを読む