声を失った少女・音羽と、過去を抱えた少年・澪。静かな筆致で描かれる、痛みと再生の物語に心が震える。言葉のない「声」が、こんなにも響くなんて。
物語の中に、現実の揺らぎや願いを込めるのが好きです。 ファンタジーを主軸に、少し重たいテーマや静かな絶望、そしてその先にある希望を描けたらと思っています。 読…
主人公は可愛らしい女の子。失語症、緘黙という難しさを抱えています。思春期の最中、辛いだろうに、それでも学校に行って、前向きにひたむきに日々を生きる姿がもう泣きそうです。沈黙しながら、彼女はず…続きを読む
声を失った少女「音羽」と彼女を慕う少年「澪」の優しくて、切ない物語です。彼らは学校生活や周囲の大人たちに翻弄されながらも、お互いの中に希望を見つけて生きていきます。寄り添い合う2人は繊細で、たく…続きを読む
声を失った少女・音羽の視点で描かれる物語は、とても繊細で胸に迫ります。第3話まで読みましたが、学校という青春の象徴でありながら未熟さゆえに残酷さを孕む場所で、音羽がひたすら「大丈夫」と自分に言い聞…続きを読む
言葉にならない想いが、こんなにも心に響くなんて──読後、ふと部屋の静けさが、いつもと少しだけ違って感じられました。『音に、音はない』は、音のある世界で「音を閉ざす」少女・音羽の物語です。けれ…続きを読む
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