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概要
亡くなった兄との思い出を回想する。故人になった15歳年上の兄への思慕。
黒崎圭一は黒崎家という古い体質の家の当主を父に持っている。愛人だった母との同居生活の中で、母から愛されず、孤独感を感じていた。そんな6歳の誕生日のある日、自分に兄がいることを知る。それが15歳年上の異母兄の拓海だった。拓海の腕に抱かれ、忘れられない匂いを感じる。それは温もりと、甘えても良いという安心感だった。そして、兄との死別、その後、幸せになっているという報告をしたい。亡くなった兄に寄せる圭一の物語。「恋人はメリーゴーランド少年だった」の登場する圭一が主人公の話です。数年後の話です。エブリスタで「青い月の天使~あの日の約束の旋律」を連載中です。
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