晴れと月

2050年の東京、エリート校・祝晴高校。クールで成績トップの少年ハルは、人前に出るのが苦手な生徒会長、幼馴染のルナの弱さに気づく。

ハルの夢から始まり、彼の叫びで静寂が破られた教室。ルナが窮地に陥った全校集会で、ハルが機転を利かせ彼女を救うことで、二人の関係は動き出す。やがて彼らは、高校に隠された倫理的な「秘密」、そしてそれに繋がるルナの過去に直面する。絆を深め、愛へと変わっていく。

文化祭での協力や衝突を経て、高校を卒業し社会人として再会した二人を待っていたのは、高校時代の秘密が社会全体に広がる大きな問題だった。

共に困難に立ち向かい、愛を深めるハルとルナ。だが、全てが解決に向かうかに見えたその時、読者の予想を裏切る"「意外な結末」"が、未来を巡る衝撃の真実として彼らを待ち受けていた。