いいからさっさと、ラーメンを食わせろ!!

今まであまり見なかったタイプの書ですな。
ちょっと衝撃を受けております……。


入口は、まあなんでしょうなー、カップラーメンのレビューと言いますか、
まあ美味しい食べ方というか、心構えというか……
エッセイなテイストなんですよ。
まあ、ちょっと格好に問題があるんですけどね?

この人にはカップラーメンに対する独自の強い思い入れがあり、
なんと食事中のドレスコードも存在するんです。

それは、肌に何もつけない生まれたままのお姿で、カップラーメンのお湯をわかし、
その格好のままで食べることなのだそうです。


しかし、中盤から何やら不穏なことが起き始めます。
来客です。

ちょっと来客の相手はいい憚れるわけですが……

ともかくその客は、ラーメンを全裸で食べる主人公に注意を促し、服を着るように警告します。

ここからが、エッセイを読んでいるはずが何やら換気扇がブゥゥゥン……と言いますか夢野久作的、と言いますか……若干寺山修司も入っているのかな?

とどのつまり、訳のわからない道を歩くことを強いられる訳です。
主人公も、読者もです。


そして、釈然としないままに二杯目のラーメンを食べさせられる訳ですが……。


これね、多分面白い夢を見た後と同じ感想になるんですよ。
とてもテンションが上がって目が覚めても、それを人にうまく説明できない悔しさがある訳ですな。


説明が難しいので、ちょっと読みに行ってください!!


お勧めいたします。


ご一読を。






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