まずタイトルを拝見して何じゃこりゃと思い、目次を拝見して何が起こったかと首をひねる。だが本作のポイントは全裸でもカップラーメンでもなく、「文章表現はどこまで認められるのか」の限界にユーモラスに挑んだ意欲作といえるだろう。その衝撃は本文を読んでのお楽しみとしておくが、ポイントではないはずのカップラーメンの描写がたいへんにすばらしい。拝読しているだけであのスープのにおいと味が、脳内にほぼ完全に再生されるほどだ。これほどハイレベルな表現力を駆使して、作者様が挑む限界とは? ひとまず完全に、拝読前の印象のウラをかかれる、とだけ申し上げておく。こんな発想ができる方がおられることに驚愕した。
今まであまり見なかったタイプの書ですな。
ちょっと衝撃を受けております……。
入口は、まあなんでしょうなー、カップラーメンのレビューと言いますか、
まあ美味しい食べ方というか、心構えというか……
エッセイなテイストなんですよ。
まあ、ちょっと格好に問題があるんですけどね?
この人にはカップラーメンに対する独自の強い思い入れがあり、
なんと食事中のドレスコードも存在するんです。
それは、肌に何もつけない生まれたままのお姿で、カップラーメンのお湯をわかし、
その格好のままで食べることなのだそうです。
しかし、中盤から何やら不穏なことが起き始めます。
来客です。
ちょっと来客の相手はいい憚れるわけですが……
ともかくその客は、ラーメンを全裸で食べる主人公に注意を促し、服を着るように警告します。
ここからが、エッセイを読んでいるはずが何やら換気扇がブゥゥゥン……と言いますか夢野久作的、と言いますか……若干寺山修司も入っているのかな?
とどのつまり、訳のわからない道を歩くことを強いられる訳です。
主人公も、読者もです。
そして、釈然としないままに二杯目のラーメンを食べさせられる訳ですが……。
これね、多分面白い夢を見た後と同じ感想になるんですよ。
とてもテンションが上がって目が覚めても、それを人にうまく説明できない悔しさがある訳ですな。
説明が難しいので、ちょっと読みに行ってください!!
お勧めいたします。
ご一読を。