が、三十一文字の韻律に対して溢れていました。だからといって過剰な感じはしなくて、適度なテンション感。青春のひかりと陰り。女性の短歌が、まぶしく感じるのは、語感の新鮮さなんだと思います。素材選びと、並べかたの妙。見事です。皆さんも是非。
思い返せばそれは、まさに思い出であったり、日常のふとした瞬間であったりするのだけど。それらは人生に描画された瞬間から、呼吸をするほどに化学反応的に固まっていくのだと思う。ゆっくり、ゆっくりと。そのことに気づいた時、目の前に色彩が具現化して驚き圧倒される。読み込んでいくうちに、そんなことを思いました。
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