詩情溢れる短歌が目白押し。一つ一つの言葉が、最大限のエネルギーの光を柔らかく発しています。全10首の終わりに注目してみても、4首が名詞止めなのですが、バランス良く配置されています。さらに、ほかの6首も全て違う語尾になっています。驚くべき繊細な言葉の斡旋術です。天才と言って過言ではないでしょう。柔らかな結晶のような超絶・口語短歌集!推し短歌1首。裸足なら呼べるとおもう地底湖がふたりの島になるための火を