魔道士と白猫が織りなす、ノスタルジックな和風ファンタジー
- ★★★ Excellent!!!
色彩豊かな明治時代を舞台にした、魔道士と白猫のお話です。
便利です、この魔法は。
ファンタジー物によくある炎や氷の攻撃魔法とかではなく、人の役にも立ったりします。
謎めいた事件が起こって巻き込まれていきますが、ぶつぶつと言いながらも解決していく主人公。
そして、ある少女との出逢い。
いろんな伏線が張り巡らされているようで、早く続きが読みたくなる展開です。
文章が読みやすいですし、一話あたりの分量が簡潔で、すっと頭に入ります。
癖がありそうだけれど優しい主人公と、ちょっと謎めいた白猫の物語、過ぎ去った時代のノスタルジーにも浸れます。
この夏のお供に、是非!