とある女子中学生の図書館奇譚

町の図書館にまつわる不気味なうわさ──夜な夜な少女の幽霊が出る、迷い込んだ者は異形に襲われる──。

そんな話を半信半疑で聞いていた少女は、ある日、同級生の嫌がらせで図書館に閉じ込められてしまう。
暗闇に響く奇妙な音、閉ざされた窓、そして追い詰められる恐怖の中で、ついに“それ”の正体と対面する！

※本作品はpixivで2025年に開催された公式コンテスト『日本SFクラブ投稿作品』の【さなコンN部門】に応募した作品です。
『その図書館には、奇妙なうわさがあった。』の共通書き出しの文として、10,000文字以内に短編小説に仕上げる、という趣旨のコンテストです。

pixivの応募では10,000字以内、という制限がありましたので、文字数の都合上、削除を余儀なくされましたが、
削除なしの状態の作…続きを読む