才能故に、人を泣かせてしまった……。

この世界線は、現代で囁かれているような『多様化』なるものよりもかなり進んでおられるようでして、
異星からのお客様も同居しているような、そんなSFな世界感でございます。

異星人の姿は、ウルトラなもに近いのでしょうか。いわゆる怪獣でございます。

……モンスターチルドレン、モンスターペアレンツならぬ、モンスターご近所さんですな。


主人公は、偶然こういった怪獣が好きだったようで、言葉も習得し、
ご近所様や同年代の怪獣の子供とも、偏見なく良好な関係を築いていたのですが、
ご近所さんの家まで回覧板を渡しにいき、お茶をいただいてる時に御座いました。

この怪獣の家にて……『あるもの』を見つけてしまうので御座います。

その『あるもの』の正体とは……。



ここからはメタい感想になっていくのですが、
この物語は、高い才能を持つものを一種の『怪獣』と比喩した……のではないでしょうか。そう考えると、面白おかしくほっこりする物語なのに、
ラストがとてもとても切なく見えてしまいます。


いずれにしても、この物語はとんでもないですよ!
感動してしまいました。


是非! 是是非!!ご一読を!!
強くお勧めいたします!!



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