概要
お楽しみいただければ、幸いです。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!帰り道には御用心……。
読んだあと、思わず「なるほど」と唸ってしまったホラー作品にございました。
深夜の帰り道、主人公は人だかりをみつけます。
何か……「転がっているもの」を一様に見ているようです。
疲れてはいるのですが、気になってしまい主人公も「見てみる」ことに……。
それはご遺体でした。ひき逃げ事件でして、
それも、悲惨な状態のご遺体でした。
しかし変です。誰も、「見ているだけ」で、救急車を呼ぶも警察を呼ぶもすることがありません。
はてさて……この状況は、一体なんなのだ……?
という物語にございます。
世にも奇妙な物語に出てきそうな、背筋がゾッとする物語にございました。
お勧めいたします!…続きを読む - ★★★ Excellent!!!帰り道に潜む非日常の恐怖。
慣れた帰り道。
だが、状況はいつもとは違っていた。
随分と遅い帰宅時間。
今にも降り出しそうな空気。
疲れと湿度のせいかの体調不良。
そして、道端に出来ている軽い人だかりに囲まれた、地面に力なく横たわる女性。
どこか違和感を覚えて、つい足を止めてしまう主人公。
違和感の正体は、人だかりを作っている人たちが女性を取り囲んでいるだけだということ。
関わり合いになりたくはなかったが、気になって人だかりの一人に声をかける主人公。
それが、自分に何をもたらすことになるのかも知らずに。
最近話題のAED問題で、誰も動かないとかそういうのか。
なんて思いもしましたが、全然違う怖さのものでした。
こ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!視界不良。その理由も見えない恐怖。
視界不良。とある出来事に必ずついて回る言葉を挙げます。
深夜の帰り道。疲れていますから周囲への注意も散漫。そのはずが。
ぼやけているのは視界。思考と感情は澄み切っています。周囲がおかしいならば理由があります。澄んだ思考でたどり着くのは、ここまで。
目の前がぼんやりとしか見えないところを、裏事情を見抜けるはずがありません。あぁ、視界不良。人とは哀しい存在です。
小説において読者は神。全てを見抜けます。そのはずが。
読者でありながら、作中人物と同様に視界不良の人間心理を追体験する、それが本作の真骨頂。何が起きたのかは明確ではありません。分かるのではなく感じます。見えないとは、どれほど怖…続きを読む