「最強の力=死へのカウントダウン」というギリギリの緊張感がここにある
- ★★★ Excellent!!!
「報われない英雄」の孤高の美学とは。
本作の主人公ローダが振るう異能は、爽快感とは無縁の「呪い」。
彼の指先から放たれる圧倒的な破壊力は、魔法ではなく、自らの寿命(テロメア)を燃料として燃やす「オーバーロード(過負荷)」によってもたらされているため。
そしてもう一つ。本作の見どころは…
ヒロイン・ルシアが施す「記憶の抹消」という名の残酷な慈愛でしょうか。
読んでいて、喉の奥が詰まるような苦しさを感じられずにはいられません。
「なろう系」の全能感にリアリティを感じなくなった読者へ特にオススメの一作です。