概要
天皇家に生まれたのが宿命ならば、せめて運命には抗いたい。
時は遡ること約1300年前。あの世とこの世が背中合わせの飛鳥時代。国を二分する古代史史上最大の内戦「壬申の乱」を経て、都が近江から飛鳥へと遷り変わる中、政争の具にされ、儚く散った皇女がいた。
彼女から始まる因縁の物語をオムニバス形式で綴る。
第一章「十市皇女の悲憤」
第二章「大津皇子の抵抗」
第三章「氷高皇女の逆襲」
彼らと彼らを取り巻く宮廷人たちはどう動くのか。抗い切れない最高権力に肉薄する様を描く。
※この作品は2024.7.5~8.5に「小説家になろう」にて公開されたものです(完結済)。
※縦読み推奨。
彼女から始まる因縁の物語をオムニバス形式で綴る。
第一章「十市皇女の悲憤」
第二章「大津皇子の抵抗」
第三章「氷高皇女の逆襲」
彼らと彼らを取り巻く宮廷人たちはどう動くのか。抗い切れない最高権力に肉薄する様を描く。
※この作品は2024.7.5~8.5に「小説家になろう」にて公開されたものです(完結済)。
※縦読み推奨。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!千年の悲恋がここにある――圧倒的な美と哀しみを湛えた歴史絵巻
古代史を題材としながらも、まるで現代にも通じる「愛」と「権力」の葛藤が、詩情豊かに描かれた傑作です。
特筆すべきは、十市皇女の内面描写。彼女が抱える言葉にできない悲しみや、誰にも理解されない孤独が丁寧に掬い上げられており、スクロールするたびに心を締めつけられました。
また、大海人皇子・天智天皇・鸕野讃良といった歴史上の登場人物たちも、「権力の光と影」に翻弄されながら生きる人間として深く立体的に描かれています。とりわけ、鸕野讃良の冷徹な論理と視線には戦慄を覚えるほど。
文章の格調高さもさることながら、静かで重厚な抒情が随所に漂っており、日本文学の古典的美しさを現代に蘇らせたような作品です…続きを読む