概要
20歳の青年、天井 流星(てんじょう りゅうせい)。
彼には可愛い年下の幼馴染、千秋がおり、幼い頃からいつも一緒に
過ごしていた。
青年となった今でも、学校帰りに待ち合せてお茶したり遊んだり、
バイト先も一緒だったりと、充実した日々を過ごしていた。
ある夜、バイトの帰り道、彼は道路に飛び出してきた子猫を
助けようとして、トラックと衝突。身を挺して何とか子猫は
救ったものの、力尽きて天に召されてしまう。
密かに想いを寄せていた千秋とも、永遠の別れとなってしまった。
次に流星が目が覚ますと、なぜか、神々のいる世界『天界』にいた。
そこへ、ギャル風なお姉さん女神が現れて、あなたを呼んだのは私、
と告げる。
彼女には何か訳がありそうで……
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!人と女神が心を通わせていく、優しくて癒やされるファンタジー
主人公・天井流星は、夢を持ちながらも不慮の事故で命を落としてしまう青年。
しかし、その死が決して無意味ではなく、「誰かを助けた優しさ」が天界へと繋がっていく展開がとても優しい印象的です。
助けた子猫が実は女神だった、というファンタジーらしい設定も可愛らしく、一気に作品世界へ引き込まれました。
また、神々が「転生」と「新生」を繰り返して成長するという概念は独創的で、単なる“神様の世界”に留まらず、一つの社会としてしっかり機能しているのがおもしろいです。
神々の街での日常や、人間とは異なる価値観、そこに流星が少しずつ馴染んでいく様子にも惹かれました。
さらに、ゆるい空気感の中にも、…続きを読む - ★★★ Excellent!!!どの世界もギャルは清くてあたたかい
天界や神様といった聖なるものを扱う物語は、けっして肩肘を張ったものはなく、とても身近な感覚で読み進めることができます。
そして、人を想う気持ちとは、神聖な神々にも匹敵するほど清きものだと、読みながら感じたものです。
なにより特徴的なのが、バランスの良いコミカルな描写と丁寧な心理描写。
ずっと楽しいけど切なくて、ワクワクしては心配になって。
そんな華やかな折れ線グラフ的に構成された物語の先に待っていた感動の場面。
じつは今も自身の中にその余韻があり、じつに深く胸に染み入るものでした。
それほどまで人の心を動かす神聖ラブコメを、ぜひ多くの人に読んでもらいたいです。 - ★★★ Excellent!!!神々の不器用さと優しさが胸に沁みる。日常と奇跡がそっと寄り添う物語。
天界という壮大な舞台を描きながら、
物語の芯にあるのは誰かを想うという、とても人間的なものです。
デメテルの不器用な優しさ、フォルの強がりの奥に潜む繊細さ、
アルテミスの真っ直ぐな好意、そして千秋の揺るぎない愛情。
それぞれの想いが流星を中心に静かに交差し、
神々の世界に柔らかな灯りをともしていきます。
天界の能力や設定は圧倒的なのに、
食卓を囲む時間、嫉妬や照れ、すれ違いの痛みは驚くほど身近で、
気づけば彼らの隣に腰掛けているような気持ちになれます。
特に流星の料理が女神たちの心をほどいていく場面は、
日常の小さな幸せがどれほど大きな力を持つのかを
そっと教えてくれるようです。
笑いと…続きを読む