概要
世話役の青年と美しき異形の少女、二人は箱庭の世界にいた
園芸師である・木守調の役割は、額から枝を伸ばし花を咲かせる異形の少女・花窪散を守り、育てることだった――箱庭の中で死に絶え、灰になる最期まで。
「恋がしたい」と願った散のために、調はお相手探しに奔走する。自分以外の素敵な王子様が、彼女を箱庭の地獄から救うことを願って。
※他サイトで掲載したものをこちらに上げています。
「恋がしたい」と願った散のために、調はお相手探しに奔走する。自分以外の素敵な王子様が、彼女を箱庭の地獄から救うことを願って。
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おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!愛することとは何かを静かに問いかけてくる、忘れがたい一作
箱庭という閉ざされた世界の中で紡がれる、静かで残酷、それでいてどこか優しい物語です。
園芸師・木守調と、額から枝を伸ばし花を咲かせる異形の少女・花窪散という設定だけでも強く惹きつけられますが、「守り育て、やがて灰になる最期まで見届ける」という役割が、最初から切なさを帯びています。
「恋がしたい」と願う散の想いはとても人間的で、その願いを叶えるために調が相手を探そうとする姿が、ひたすらに不器用で誠実でした。
彼女を想うがゆえに、努力を惜しまない調の優しさが、読んでいて胸に迫ります。
救いを願いながらも、その行為自体が残酷にも感じられる構図が印象的で、読み進めるほどに余韻が深まってい…続きを読む - ★★★ Excellent!!!恋を知らない箱入りお嬢様と、世話役な園芸師♂の苦悩【花枝異形和風伝奇】
恋愛モノの和風作品が多い中で、こちらは"特別な"尊い関係が築かれているのが推したいポイント。
村に根付く伝奇物語のクオリティが高く、現代にまで続く関係性がきれいにまとまっており、読了感が爽快です。
以下、あらすじ。
美しく花のように妖しいお嬢様:花窪 散。
実際、額から花枝を生やす異形の彼女は、身の回りの男性を虜にする程美しい「花窪」と呼ばれる存在。また、あらゆる面での成功や富を動かす恩恵の力を宿している。
それ故に、男女問わず争いの渦中に巻き込まれた痛々しい歴史があった。
目の色を変え襲おうとする者達から遠ざけ、そのお嬢様のお世話をするのは、作中の語り部である園芸師の青年:木守 調。
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