これが令和の怪文書となる事をどこかで祈る私がいる

『*これは、フィクションです。』
えぇ、この作品は『フィクション』です。そのはずです。多分……。
主人公は【座敷大人】とまで称される女性です。
彼女と良好な関係を築いていれば相手の運気は上がり、彼女『から』距離を取った人・場所・職場などは不幸になる。
それが、座敷大人のある意味『呪い』の力です。

でもね、この作品を読んでいて思うのです。

「え? これって……本当にフィクションなの……?」

私は作者様の2500話ある(しかも1話2000文字ある!)を読破し、その他200以上ある作品を全て読破した人間です。

「あれ? このエピソードって……?」

え? フィクションなの? 本当に?

読んでいてそう疑念を持ちます。コメ欄もそれで盛り上がっております。
でも、ラストが驚愕なのです。
これ、ノンフィクションだったらマジでヤバい。呪いの文章、怪文書になるぞ!?

いや、でもね、この作品が令和の怪文書的ホラーになる事を望んてしまっている自分もいるのですよ。どこまでも伝説になって欲しいと。

短編です。だから1万字以内に収まっています。
でも、与えたインパクトは長編並みです。作者様の他のエピソードを知っているからこそ、余計に……。

でも、宇部作品初体験の方でももちろん楽しめます。
「こんな座敷大人が傍にいたらラッキー♬」
となるか、
「こんな怖い座敷大人が傍にいたら泣く」
って、あなたならどう思うでしょうか……?

一つ言える事は、『誰であっても人を傷つける事を言ったりしたりするのは良くないから避けておいた方が良い」ですね。
座敷大人だって、怒らせなければ、憎ませなければ恐ろしい存在ではないのですから……。