エリオシェード・ソネミヤーデ

21XX年。地球温暖化により極端に住める土地が少なくなった世界。力ある貴族は残された土地を奪い合い、無力な平民は地下に巨大な都市を築いて暮らしていた。だが、人々は揃って口にする。「地下最下層には行かない方が良い。あそこは地上で更生不可能と判断され、大犯罪者の烙印を押された凶悪犯の牢獄だから」と。

地下最下層の街、ヴァイマリアードに姦淫罪で落とされた元娼婦、エリオット。地下に落とされた大犯罪者たちを相手に客を取る彼女はある日、地上から大犯罪者を間引きに来た騎士団たちと、騎士団の粛清に抵抗するレジスタンスの争いに巻き込まれ、住処を失ってしまう。
行き場を失った彼女を受け入れたのは、レジスタンス「月喰」のリーダーである女性「アドラ」。アドラは巻き込んでしまった責任感と、エリオットの持つ特別な脚に…続きを読む