概要
力になりたい。目の前に実験体……じゃない、困ってる人がいるのだから!
憧れの勇者様にスカウトされ、田舎から帝都に出てきた迷宮学士のヴァニラ。しかし連絡の行き違いでもあったのか、王城では門前払いを食らってしまう。仕方なくヴァニラはギルドで紹介された帝都北端の自警団にて、“生活補佐班”として働くことにするのだった。
――――――ヴァニラはまだ知らない。迷宮に近いこの区域では自警団にかなりの権威が委ねられており、日々付近の区との抗争が勃発していることを。
――――――自警団の面々はまだ知らない。ヴァニラが、かつて迷宮学界の異端児とあだ名された天才学士ロサセレーナの愛弟子であり、そんな師にすら“マッドサイエンティス子”と言わせしめる娘であることを。
――――――ヴァニラはまだ知らない。迷宮に近いこの区域では自警団にかなりの権威が委ねられており、日々付近の区との抗争が勃発していることを。
――――――自警団の面々はまだ知らない。ヴァニラが、かつて迷宮学界の異端児とあだ名された天才学士ロサセレーナの愛弟子であり、そんな師にすら“マッドサイエンティス子”と言わせしめる娘であることを。
投げ餌助かる(^ω^)
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!この実験…いや料理は、あくまでも善意と探究心によるものです。本当に。
勇者様のスカウトを受け、田舎からはるばる帝都に上京してきたヴァニラ(資格:迷宮学士。特技:料理)は、手違いで勇者部隊から門前払いをくらってしまう。途方に暮れるなか、巡り合ったのが迷宮自警団の生活補佐という仕事だった。
職場はチル! ゆるい勤務体系、ゆるい職務。変人が多いアットホームな職場です。
得意の料理を活かし、自警団のために働いていたヴァニラは、ひょんなことから職員の悩みを聞くことになる。同僚の悩みを知ったヴァニラは考えた。
目の前にこんなにいい実験体…じゃない、困ってる人がいるのだから、私が力になろう!
かくして、彼女の「料理によって他者のスキルを開花させる」というチートスキル…続きを読む - ★★★ Excellent!!!ヴァニラのキッチン~人体実験の迷宮学士~
よくゲームで「ドーピング料理」ってあるじゃないですか。火耐性を10%アップしたりINTの潜在能力を4上げたり。やり込む人なら、キャラクターの役割に合った効果が出るように特別なドーピング料理を食べさせたりしますよね。魔法使いに魔力アップとか、タンクに状態異常耐性とか。バフ効果と引き換えに、最大HPが下がる副作用とか。侵蝕値が上がるとか。
でもって、ヴァニラの料理はもっともっと強烈です。なんせチートなスキルが生える。代わりにちょっと精神に影響したり人格変わったりしますけど。
帝都グラーテ自警団のメンバーたちは大喜び。ヴァニラは「癒やし」「常識」「節度」を併せ持った普通の子っぽい気がしますし、料理…続きを読む




