概要
少しの超能力を手にしてしまったお母さん
元はといえば、『1分で読める創作小説2025』参加作品。
オチはついたのだろうか。
オチはついたのだろうか。
読んでいただけるだけで十分です。
ギフトは、心のギフトを今日も受け取っているのです。
ギフトは、心のギフトを今日も受け取っているのです。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!母、望東子、時をかける。
車に足を轢かれたことにより時間移動能力を手にした母、望東子。
この作品は、彼女の周辺のゆるふわな出来事を描くタイムトラベSF小説です。
そして、この概略では、なにも伝わらない作品でもあります。
作中で起きている事柄には相関性がありません。
なにより、望東子が時間旅行したという明確な証拠となる事柄は描かれていないのです。
すべては会話の中の出来事なのです。
全員がウソついていてもわからない。
なにも作中の世の中は変化しないのですから。
すべては曖昧で不確かなのです。
だけど、そこが良いのです。
タイムトラベル作品にありがちな因果の相関性やらタイムパラドックスのめんどうくさい事は何ひと…続きを読む - ★★★ Excellent!!!母を轢いた犯人は、四十九日に饅頭を持って来た——賞味期限は2660年。
時間SFを、家庭の台所に置いた。それだけで全てが狂って、全てが愛おしい。
ガーリックライスの下痢がバタフライエフェクトになるかもしれない世界と、賞味期限切れのアイスを平気で売るスーパー。この二つが同じ地平にあることが、この作品の文体そのものです。大きいことと小さいことの区別を、最初から放棄している。
下痢止めの錠剤が中学受験から就活まで使われずに生き延びている描写。ここに母と息子の時間が全部ある。タイムトラベルより、くすんだ黄色い錠剤のほうがよほど時間を跳んでいる。
99歳の大往生を一行で済ませる残酷な速度が正しい。この物語にとって、母の死は悲劇ではなく四十九日に犯人が来るための舞台装置…続きを読む