概要
誰にも言えなかった「助けて」を、やっと置いていける場所ができました
小学校の適応指導教室で働く黒川カンナは、教員免許を持たない非常勤指導員。
かつて自身が傷ついた学校という場所で、昭和気質の教師・ポン先生(ホンダ先生)とともに、子どもたちの居場所をつくろうとしている。しかし、熱血すぎる指導は今の子どもたちには届かず、適応教室に足を運ぶ児童はほとんどいない。
それでもカンナは校内を歩き続ける。
困りごとを抱える子どもに、声をかけられずにいる親に、そっと近づくために。
三年生のヒナタは、授業を乱す行動を繰り返していた。
理解しようとせず担任を責める父親の言葉に、教師は心を折られ辞職。教員不足のなかで授業は崩れ、保護者の不満はヒナタ一家へと向けられていく。
追い詰められた母・涼子。
昼夜逆転、ゲーム依存、激しい癇癪。家庭の問題はすべて母親一人に押し付けられ
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- ★★★ Excellent!!!重たいものを背負いながらも前を向いて。
不登校からフリースクールと通信制高校を経て、無事大学へ入学を果たしたカンちゃん。一人を除いて祝福されながら卒業します。
でも就職先の東西小適応教室に配属されます。ドキドキしながら初通勤した先の、同僚となる教師はカンちゃんにトラウマを植え付けた張本人で……!
繊細で周りが気になるカンちゃんに、昭和の大ざっぱで豪放磊落で鈍感なポンちゃん。
ふたりがドタバタ試行錯誤しながら難ケースに挑みます。人材不足、問題児、学級崩壊、モンスターペアレンツ…… それでもふたりはちぐはぐながら決して下を向かずに、解決の道を探ります。
その道のりを分かりやすい文章で、決して重くならずに描いた本作、きっと読んだ人…続きを読む