その、輝きは。
- ★★★ Excellent!!!
レビューの多さを見れば、この作品が『抜群の傑作』であることは瞬時にお分かりになるだろう。迷うことなく、是非お手に取って頂きたい。
言いたいことはそれだけなんだけど、ちょっとだけ言葉を繋ぎたい。感動を発散させたい衝動に、抗うことができないのだ。
人は本来、自らの為に生きればよい。
ところが往々にして、それでは満足できなくなる。美味いものを作ったら、自分で食べるだけでなく、誰かに食べてもらいたくなる。そのひとの笑顔を見てしまったら、もうおしまい。この歓びからは逃げられない。喰うために作っていたはずなのに、彼らの笑顔のために腕を振るいたくなってしまう。
人間とは、そんな奇妙な一面を持つ動物なんだ。
でもその奇妙さは、なんだかとっても温かい。涙が出るほどに、柔らかい。
そんなことを、しみじみと思い出させてくれる。これは、そんなお話なんだ。