史実と幻想との境を愉しむ躍動的女傑ロマン

BCの地中海に、こんな女王が存在していたなんて、読み始めから惹きつけられます。
テウタ様はいかにも古代の統治者らしい、荒くれた性格で、見ていて本当に楽しいのです。(大好き)

荒川先生の筆が、史実から圧倒的な躍動感を書き起こし、リアルのように再現しているので(船上でキーック!)まるで映画の一場面か演劇の舞台を見ているかのような気分になります。

「わらわ」のセリフを “なりきりテウタ様” で読み上げると、さらに愉しめます。

この作品は余韻を十分残していますので、色んな方々への可能性・・・荒川先生のこちらの原作をもとに、このあと映画、演劇の脚本としても、大きな可能性を秘めていると思います。
船のバトルシーンは明らかに映画なのですよね。
脚本家とのパンプアップに期待w

さくっと読めるだけでなく、あれこれその先を想像してしまうほど、ワクワクが止まらない歴史小説です。

ぜひご一読を!

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