表面的には、夫を亡くして女性としての人生を謳歌するムスコンの母と、妙に古臭い言い回しの息子との会話劇。リアルというか、どこか本音めいた内容のぶつけ合いなところが、奇妙な癖になります。そして、最後の最後でひっくり返される認識。どこか違和感があったんですが、そのズレた感覚がなんとも奇妙な読み心地です。ここは一体、どこなんでしょうね。
「父と暮らせば」の朗読を聴き、号泣したことがあるので、タイトルですぐに読んでみました。この作品も井上ひさしさんをリスペクトしてるのがしっかり伝わります。快活なお母さんと息子の会話劇。親子なので遠慮なく踏み込んでくるところは「父と暮らせば」を思い出してじーんとしてきましたが……。あれ?なんだか不穏なことになってきます。この続きはぜひ、読んでみてください!
母と息子の会話で話が進んでいく作品です。会話自体はコミカルな感じで楽しめるのですが、物語の最後に待ち受けているホラー要素。それが何とも言えない味を出している作品です。
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