概要
よくある日常の悪意
夜の石段から、一人の女子高生が転落した。
彼女の最後の言葉…。
そして、大人たちも壊れて行く。
彼女の最後の言葉…。
そして、大人たちも壊れて行く。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!人は希望までも偽ることはできない
この物語に登場する人たちは、誰もが自分なりの正義、正論を持ちつつも、その違いゆえに歯車が噛み合わず良からぬ方向へ流れていく。
精細なプロットによってつむがれた物語の魅力は、なんと言ってもリアリティのある心理描写。
人は身勝手だからこそ、当然のようにすれ違いが起きる。
作者様の様々な想いが込められた物語は、読む者を揺さぶり、そしてやさしく示唆してくれます。
よく読んでみると、欺瞞の中にもその人が信じる希望が隠れている。
これほど質の高い人間ドラマを描ける作者様は、きっと物語と共に一段高いステージにいたり、やがて最高の達成感に触れるのだろうと想像しながら読んでました。
明日もいい日に…続きを読む - ★★★ Excellent!!!欲望、嫉妬、悪意…人間の本性と『死』が織りなす現代ドラマ
ある母子家庭の親子のもとに舞い込んだ、玉の輿に乗る機会。
女子中学生、高良利恵とその母・真紀、祖母の真理子は絶好のチャンスを逃さないとばかりに入念な計画を立て、再婚相手の子供である美加と利恵を偶然を装い友人にさせる。
再婚が決まり、全てが上手くいくと信じていた彼女たちの元に、最悪のニュースが飛び込んでくる。
とても面白かったです。
物語の芯の部分に必ず誰かの醜い心が描かれており、それがリアルで思わず鳥肌が立ちました。
玉の輿に乗ろうと必死な様、現実と理想のギャップ、そして家族の死により崩壊していく家庭の雰囲気が生々しく、人間の本性というものがどんなものか考えさせられます。
特に利恵の態…続きを読む