掴み(触り)が完璧!百合好き読者を惹きつける、ちょっぴりえっちな恋物語
- ★★★ Excellent!!!
物語は、主人公の詩が痴漢に遭うことから始まります。犯人は女の子。……女の子!?
インパクトのある冒頭で一気に引き込まれました!
放っておけない詩は、ルールを設けてりのに触らせることを許可しました。ほんのりえっちでドキドキです。
同時に、表面から人物像の内面へ。詩自身や、りのの内側へと少しずつ深く入り込むように感じられました。
お触りの導入で一度引き込まれたら最後。
ドキドキハラハラで、切なくも優しい百合の世界へと作者さんが導いてくれます。
女性を好きになることの息苦しさを感じる心情描写から、緊張と高揚感の山場まで。物語の緩急が素晴らしく、気が付けば夢中になって読んでいました。
ここは小説サイトのはずなのに、まるで1冊の小説本を読み終えたかのような、満足感たっぷりの作品です。
百合を軸にしていますが、重厚な人間ドラマをじっくり味わいたい方にも深く刺さる作品だと思います!