ゆらゆらと神秘的で昏い響きに揺られるホラーです。海と死体と猫の群声で綴られる幻想曲をどうぞ御静聴下さい。ご心配には及びません。最後には現実の岸に引き戻してくれる此岸の声が聞こえますから。
気まぐれ趣味勢。 読むのは主に短編。ホラーと童話や詩ジャンルをうろついたり、たまにイベント覗いたり。 長編リタイア率は高く、異世界転生と恋愛タグはスルーし…
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(329文字)
本作、『猫魔岬變』の中の一場面なのですが、一編の怪奇幻想小説として、ずしりとした読みごたえがあります。昏い浜辺で聞こえてくる陰陰滅滅とした人魚の歌からの国道をさまようシーンはしびれるほどに甘美で…続きを読む
薄月夜の波間に思い出す、あの時に見た悍ましいもの。何処か物憂げな主人公は、昼間に見たそれに、僅かに己を重ね合わせます。 それは、もしかしたら……。 どこか詩的であり、背をそろりと撫でられるよ…続きを読む
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