涙なしには読めない。理不尽な死の先にある、魂を強く揺さぶる命と絆の戦記

主人公のトウリちゃんがとにかく健気で可愛い!
理不尽な暴力上官ガーバックや、一癖も二癖もある男だらけの小隊で、小さな体を張って走り回る姿につい感情移入してしまいます。

最初は怖かった小隊のメンバーも、読み進めるうちに彼らの優しさや覚悟が見えてきて、気付けば全員を好きになっていました。

ハードな世界観ですが、その根底にあるキャラクターたちの温かさに救われる、読み応え抜群の作品です。

物語を貫くのは、泥臭く理不尽な戦場のリアル。
昨日笑い合った仲間が、今日は無言の亡骸となる。
そんな絶望の中で、主人公トウリちゃんと小隊の仲間たちが不器用に結ぶ絆が、痛いほど胸に刺さります。
狂気の隊長や心優しい先輩たちが見せる生き様に、何度も涙しました。

過酷だからこそ輝く命の物語を、ぜひ読んでみてください。

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