狂った人間なればこそ、その論理展開は合理的で明確だ。

人間は単細胞生物から、猿から進化した存在であり、その行動原理はつきつめれば獣的なものであり。
それを繋ぎ、縛り、飼いならして摩擦をふせぐために、論理というものを生み出した。
けれど、その論理の枷をまとっているものの中身は……はたして、他と同じ存在なのでしょうか。

外見だけに囚われた結果の、これは悲劇なのでしょう……彼にとっても、我々にとっても。

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