SF×熱血スポーツ

この物語のいちばん魅力的なところは、「SF的な技術」と「青春の熱」を自然に溶け合わせている点です。
意識転送、機体レース、学園の部活動……
こうした要素は本来ハードになりがちですが、
作者は兎羽の幼少期からの感情の視点を通して、それらをとても柔らかく描いています。
現実的なハードルもきちんと描きつつ、
諦めない熱さも同時に伝わってきて、
緊張感と可愛らしさが共存しています。
世界観には厚みがあるのに、設定に押しつぶされることなくスッと読めるのも良いところ。
キャラクターの動機が明確で、会話も勢いがあり、続きが気になって思わず追いかけたくなります。
SF×青春×スポーツの熱量が好きな方におすすめです。

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