わたしの知らない世界が広がっておりました

 わたしにとっては、少し方向性の異なる未知の分野でしたので、とりあえず、星ふたつで…(みっつにしようか、ふたつにしようか、たいへん迷いました)。
 うん。井の中の蛙、大海を知らず、だったのです。

 はじめは、ふんふんとうかがっておりましたが、次に何をやるのか起こるのか、奇想天外な流れで読む者を呑む作品です(というか、そう思いました)。

 え? いま、それやるの? ひえぇえ~~…。
 は? それやっちゃうの? そこまでなの? やっちゃうかぁ、カオスゥ――…。

 というような体感でしょうか…。
 その末に、控えめ? な、主人公のルド君が、常識人に見えてきて、心のオアシスになりますが、この子もかなりおかしいです。
 懸命に正道に戻そうとするカリーナさんの健気さと、まともさが光ります/状況に目をつむれば…(この子も出てきた時、かなりあれだったのに、まともに見えてしまいます。平和な時以外は)。
 
 頭のねじが、あらかた、ぶっとびました。
 ひと騒動、収束するたびに、妙に頭がすっきりします(麻薬でなければ良いのですが…)。
 はまってしまうと、楽しいです(大丈夫、変態さんも多いけど、心を強く持てば、帰ってこれます)。

 感情移入しておよぶ方と、観衆目線で楽しむ方に分かれると思います。

 世界の雄大さ、驚異を感じさせる背景設定、好きなので。この先の展開に期待いたします☆
 
 
 
 
 

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