概要
※第一部は男性キャラ目線で物語が進んでいきますが、主人公は女性です。第二部から女性主人公視点になります。
《第一部 あらすじ》
魔法と精霊が生きる、アルフェリア大陸。そこでは、大陸全域に勢力を拡大せんとするフェルス帝国と、周辺諸国との争いが続いていた。
そんな国の1つ、海と山に囲まれた小国レーヴェ。その第一王子と第二王子は、信念の違いから、王位継承権を争っていた。
ところが、帝国との戦の最中、前線に出ていた第二王子が、突如倒れてしまう。見立てによると、それは呪いによるものだった。
第二王子の近衛騎士・アーネストは、主を救うため、当代きっての魔術師・ベアトリクスに助力を仰ぐ。そして、彼女の弟子である少年と、行動を共にすることになる。
果たして、王
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!男装魔術師と誠実な騎士が駆ける――重厚王道ハイファンタジー
第二部まで拝読してのレビューです。
本格ハイファンタジーの重厚な空気感に圧倒されました。北方の王国と強大な帝国の争いという大きな縦軸に、魔導書や怪しい薬を巡るミステリー、さらに魅力的なキャラクターたちの熱いドラマが重なり、先を読む手が止まりません。
とくに魔導書・精霊・マナの設定が世界観の説明に留まらず、事件の根に直結しているのが素晴らしく、読み応えが段違いでした。
一番の魅力は、主人公・エディリーンの存在感です。
淡い空色の髪を持ち、少年のように振る舞う魔術師は不遜でぶっきらぼう。王子や騎士を相手にしても一歩も引かない強さの一方で、養父への深い情や、自らの出自に根ざす孤独を抱える姿に、…続きを読む - ★★★ Excellent!!!強さと脆さを抱えた英雄たちが紡ぐ、心を震わせる重厚×繊細ファンタジー
本作は、濃密なドラマと緊張感のある政治劇、そして心を揺さぶるキャラクター描写が絶妙に融合した、まさに読み始めたら止まらないタイプの物語です。
世界観はしっかりと練られていながら押しつけがましさがなく、読者は自然と物語の中心へと引き込まれていきます。
特に魅力的なのは、主人公エディリーンの芯の強さと、静かに積み重なっていく心の揺らぎ。
剣も魔術も達者でありながら、決して万能ではなく、過去の傷に触れれば痛みを抱える……その人間らしさが彼女をより輝かせています。
また、政治の渦中に立つユリウス王子、気品と強かさを兼ね備えたシャルロッテ姫、志ある少年アレクと、周囲のキャラクターたちも一人ひとり…続きを読む - ★★★ Excellent!!!凛と生きる主人公がまぶしい、緻密にして壮大な本格王道ファンタジー!
※ 現在の最新話「幕間 少し昔、ある一期の出会いの話」「影裏⑩」まで拝読しています。
異世界転生・転移もののファンタジーも面白ければ読むものの、どちらかといえば転生・転移なしのクラシックなファンタジーのほうが好きな自分、読みはじめてすぐに「これこれこういうのが読みたかったんです!!!」と心の中で叫んでしまいました。
魔術のしくみや魔術師の立ち位置、それぞれの国の風土なども丁寧に描かれていて、深みと厚みを感じさせます。
主人公は、空色の髪に青い瞳の男装の少女、エディリーン。
桁外れの魔力を持ちながらも、お金や権力や名誉には無関心なエディリーンですが、その力ゆえに否応なしに国内外での争いに巻き…続きを読む - ★★★ Excellent!!!ありきたりなファンタジーに飽きた? よろしい、この物語に旅立とう!
ライトファンタジーは数あれど。
ここまでの本格ファンタジーを読めるとは、思わなかった。
例えるなら上橋菜穂子先生の作品を読んでいるような。
チートはない。
これまで自分が積み上げてきたものを頼りに。今できる力を注いで。それ以上の怒涛の展開に飲み込まれそうになりながら。
何より、練り込まれた設定もそうなのですが。
大陸の土、風の香まで感じそうな筆致に息を呑みます。
傭兵にして、魔術師の彼女視点で見るこの世界の真理。
作者様の「王女様は妄想がお好き」と合わせて読むと、なお楽しめます。
人間臭くて。
完璧じゃないから。
だから愛しい。
そんな人たちが、全力で運命を切り拓く
そんな物語なの…続きを読む - ★★★ Excellent!!!これぞ「男の世界」、男子が興奮すること間違いなしの「本格ファンタジー」
硬派な「本格ファンタジー」なんですよ。これ。女性キャラが出てこないというわけではないですが、全面に押し出されてるのは「男の世界」、「硬派な世界」なんですよ。ほんと、読んでるだけでしびれるシーン盛りだくさんです。
「呪いで倒れた主君」、「奪われた魔導書」。物語の序盤から胸ワクワクのキーワードが目白押しだけではなく、ストーリーの骨格も「男二人」で「影に隠れた巨悪」に挑む的な感じで、もう「たまらない」、垂涎の「男の世界」なんです。
ということで「硬派」な「本格ファンタジー」なこの一作、是非読んでみませんか?あ、言い忘れていましたが、ちゃんとヒロインはいます。でも、「男」キャラに完全に押さ…続きを読む