概要
平家打倒のために立ち上がった男の物語
『義脛記』は平安時代末期の武将である源義脛とその一味の行動をまとめた軍記物語であり伝奇物語。
源義経といえばその伝説的な活躍ぶりや悲劇的な最期から日本で知らない人はいないでしょう。
でもこの物語の主人公は義経じゃないんです。義脛なんです。
ちゃんと源氏の血を受け継いでいるし、年の離れたお兄ちゃんは鎌倉殿になります……まあ、彼は脛に対してちょっぴりこだわりがあるんですけど。
そんな義脛の活躍を記した『義脛記』を現代誤訳しました。
源義経といえばその伝説的な活躍ぶりや悲劇的な最期から日本で知らない人はいないでしょう。
でもこの物語の主人公は義経じゃないんです。義脛なんです。
ちゃんと源氏の血を受け継いでいるし、年の離れたお兄ちゃんは鎌倉殿になります……まあ、彼は脛に対してちょっぴりこだわりがあるんですけど。
そんな義脛の活躍を記した『義脛記』を現代誤訳しました。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!~「義経」ではなく「義脛」、軍記物語の誤訳という名のコメディ ~
『義経記』という由緒正しい軍記物語を、わずか一文字の置き換えで「義脛記」へとずらしてしまう発想の悪戯っぽさが、まずタイトルの時点で笑いを誘う。源義経という日本人なら誰もが知る悲劇の英雄の物語を、あえて「現代誤訳」と名乗ることで、その権威をユーモラスに脱臼させているのが本作の個性だ。
牛若丸の鞍馬寺入りから弁慶との君臣の契り、頼朝の謀反まで、原典の軍記物語の流れをしっかりなぞりながら、各話タイトルの古典的な文体(「~の事」という表記)と、内容の現代的な軽妙さのギャップが終始効いている。歴史・伝奇というジャンルにコメディの目線を持ち込みつつ、骨格はしっかり原典に忠実という、二つの顔を両立させた構…続きを読む