切れのいい文章。真摯な情感。テンポの良いエピソードの連なり。ピースが鮮やかにはまっていく快感。評者は、この作品の評には「完成度」という言葉を使いたいです。無駄がない小説です。
同人ポエム書き兼ラノベ書き。カクヨムにはラノベを載せます。 某新人賞に年1本投稿します。そして落選します(苦笑)。落選した作品を掲載していきます。そのため連…
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(145文字)
このお話が作られるまでの過程を少しだけ覗かせていただいていたので、まさかこんな骨太で泣ける作品に変化していたなんて驚きを隠せません。そして、どこまでも美しいブルージュの世界が鮮やかです。行って…続きを読む
タイトルにある「ブルージュ」とは、「北のヴェネツィア」や「水の都」などの異名を持つベルギーの古都だ。中世の面影を今もなお残すブルージュのとある土産屋で、「わたし」が絵葉書を大人買いするところからスト…続きを読む
主人公の女性が旅行先で感じた何かが、未来の本人に重なる。今の積み重ねは未来じゃないという彼女。でも、時々、過去からの贈り物を見つけて慈しんでも良いんじゃないだろうか。骨董品屋という場所の景色に…続きを読む
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