マーメイド・アームうまうま
確かに、病には薬と言えば薬ですが⋯⋯
ある意味マーキング
めっちゃ背筋が寒くなりなりました。
バックハグは
愛情たっぷりな、彼氏彼女に限りますね。
ゴルゴさんの正しい対応が思い浮かびました
背後から近づく者に反射的に警戒・反撃する。
やはり、不老不死にはリスクがあるし
インパクト大で怪しい市女笠の行商人も怖いし
さらに、地上にいるのに、潮の香りのような雰囲気、不老不死ゆえに幸せにはなれない感じ。
孤独に生きて、周りに気を使って暮らして
けれど不老不死ゆえに、緩む危機感。
海に近付かないときも
おどろおどろしい気配があって不穏でした。
ホラー好き、怖がりなので、しばらくシャンプーや暗闇が怖くなりそう
短編とは思えない濃いさ、思わず物語にハマる世界感でした。
病床に臥せる主人公の元に一人の行商人が訪ねてきます。
行商人の名は「しきみ」。
勝手に家に上がり込むと、「薬を売りに来た」と言い出し、天秤棒の両端に下げた行李から人魚の片腕を取り出します。
その腕を置くと、彼はさっさとその場を立ち去ろうとするのですが、最後に奇妙な忠告をするのです。
その肉を食ったなら、金輪際海には近づくな、と。
余命が残り少ないことを知っている主人公は、その人魚の腕を食べてしまいます。
翌日には病状が回復し、仕事にも就き、やがて結婚もするのですが――。
淡々とした語り口と静かに進む物語が、じわじわと恐怖の中に読者を引き込んでいきます。
ぜひ、ご一読を。
人魚の肉を喰らうと不老不死になる。
古来から言われておりますが、人としての生き様を捨てても主人公は人魚を喰い長らえますが、人魚を譲った旅の薬売りとの忠告を守れず……。
人魚も、恐ろしいが私はこの薬を提供した行商人が恐ろしい。
正体不明でいかにも怪しいのに巧みに懐に入り込み決して押し付けるわけではなく「お試しくださいな」と囁くように誘導する。
気まぐれに人間を試し観察する神か、弄ぶ妖か……
不気味なのに多分夜道で
「もしもし、そうですよ貴方にお声がけしました」
と言われたらうっかり足を止めてしまうような魅力がまた、恐ろし。
ぜひ、御一読いただきたい。
そして、私と同じく「彼?」の魅力に取り込まれましょう?ね?ね?
病床に耽っていた男が主人公にございます。
おそらく助かる見込みもなく、ろくに動けもせず、死を待つばかりの状態だったのでしょう。
そこに現れるは、謎の行商人。
彼が置いて行ったのは「人魚の肉」なる、人間の腐った腕ににたそれにございました。
「海にだけは入らぬよう」と警告を添えて。
断りはしましたが行商人はそれを置いていき、去っていきます。
サテ、いくら動けなくても腹は減る。そこで男は、この腕を食うと……
たちまちのうちに病はさり、動けるようになりました。その代わり……
死なぬ、年も取らぬ……いわゆる不老不死の体を手に入れて……。
最後は、笑うせえるすまんのような「ああ、やっぱり」なオチが控えております。
ご一読を。