概要
とある市役所に毎月届く、恐ろしいハガキ。だが今月は届くことがなかった。
皆が安心する中、広報課の課長である大黒だけが暗い顔をしていたのは……?
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!呪いのはがきを送る怪異
ハガキをチェックするだけで急性胃炎になり、職員たちが本気で順番を譲り合っているところから、苦情の異常な厄介さが伝わってくる。広報誌への指摘も、葬儀場が写っている、文章の末尾を読むと「しね」になる、といった妙に細かいものから、夏風邪で祭りに参加できなかった子どもへの配慮まで、いちいち面倒くさい。そんな又蔵を大黒が心配し始める展開には、迷惑な相手でも不幸を願うわけにはいかないという人間味がある。だからこそ、喪服を見て死んだと思い込んだ直後に本人が現れる場面は笑ってしまう。しかも原因は看護師への一目惚れ。ようやく平穏が訪れたと思ったら、失恋で苦情がパワーアップする締めくくりまで抜かりない。呪いより…続きを読む
- ★★★ Excellent!!!あれ? 恐怖の手紙、最近届かなくね?
床園市役所の広報課に毎日届くハガキの束。その中には見つけた者に不幸をもたらすと噂の苦情ハガキが含まれているのだという。
差出人は呉井又蔵。広報課長である大黒のご近所さんである。
部署移動しても追いかけてくる恐怖の手紙。公私ともに逃げ場はない。
それでも大黒は今日もキリキリ痛む胃をさすりながらハガキの束を一枚一枚チェックするのだ。
見つけたくもないクレームを探し出すために――。
ところが。
ある日を境に呉井からの手紙はぱったりと途絶える。
突如訪れた平穏な日々に、安堵の表情を浮かべる広報課の面々。
しかし大黒はひとり浮かない顔をしていた。呉井からの苦情が届かなくなった理由を、彼だけは…続きを読む - ★★★ Excellent!!!なければいい、と思うものでも日常は日常。途切れたら途切れたで心配に?
クレーマー。本当に迷惑なものですね。
いつも定期的に胃痛をもたらしてくれる存在。「なければいい」類のもので、「絶滅希求種」とでも呼びたくなるものだと思います。
でも、そんな迷惑なものも、「来るのが日常」になってしまうと様子が違ってくる。
もしも、そんな「当たり前」のものがぱったりとなくなったら?
日常の1ページが壊れるということは、それはやはり「何かの異常」があったということ。
果たして、迷惑なクレーマーさんの身には何が起こったのか。
作中に出てくる大黒課長やクレーマーの呉井又蔵のキャラクターたちがとにかく楽しい作品です。
クレーマーがつけてくるクレーム内容も「いや、…続きを読む