概要
死んだ息子からの手紙 「かえってもいいですか」 母は、返事を書いた。
「カクヨムお題チャレンジ(KOC)2026秋」第二回お題「手紙」参加作品
息子の春樹が死んで、一年が経った。
ある日、母親の由里のもとに一通の手紙が届く。そこには、亡くなった息子の見慣れた文字が並んでいた。
『おかあさんへ。
もう、おこってませんか。
はるきは、かえってもいいですか。』
春樹が死んだ日の朝、由里は息子に「もう顔を見せないで」と言っていた。
後悔し続けていた由里は、返事を書く。
『かえっておいで。おかあさんは、ずっとまっています』
その翌晩、生きている娘の口から水が溢れはじめた。
亡くした息子に、もう一度会いたい。
けれど、今度こそ守らなければならない命がある。
母親は、もう一通の手紙を書くことになる。
息子の春樹が死んで、一年が経った。
ある日、母親の由里のもとに一通の手紙が届く。そこには、亡くなった息子の見慣れた文字が並んでいた。
『おかあさんへ。
もう、おこってませんか。
はるきは、かえってもいいですか。』
春樹が死んだ日の朝、由里は息子に「もう顔を見せないで」と言っていた。
後悔し続けていた由里は、返事を書く。
『かえっておいで。おかあさんは、ずっとまっています』
その翌晩、生きている娘の口から水が溢れはじめた。
亡くした息子に、もう一度会いたい。
けれど、今度こそ守らなければならない命がある。
母親は、もう一通の手紙を書くことになる。