「読まれたい」という、創作者なら誰もが抱く欲望を、ここまで悪趣味な方向へ転がせてしまえる強烈な発想力に嫉妬です。12人の自虐的な会話には、年齢、体力、才能、時代への焦りが滲む一方、笑って読んでいたこちらの予想を最後に「書かずに忘れられることこそ恐ろしい」という一点へ反転させます。奇行の面白さだけで終わらず、「それでも書く」という作家の業そのものが、じわじわ怖く残る短編です。
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